妊娠・出産費用について

妊娠・出産にかかる費用は、病気ではないために健康保険は適用されません。

すべての検査や定期健診代は10割自己負担ですので、病気でかかる費用よりも高額です。

まず、妊娠したら産婦人科で超音波検査や尿検査などを行ないます。

費用は病院によって異なりますが、5,000〜10,000円前後必要です。

 その後、23週までは4週間に1度、24週〜35週までは2週間に1度、36週〜出産までは1週間に1度で、個人差もありますが妊娠中に合計14回程度定期健診に行かなくてはいけません。

1度の定期健診にかかる費用は5,000〜10,000円です。

合計すると10万円以上の費用がかかるということになります。

・風疹抗体価検査　1500円程度
 
・クラミジア検査　5000円程度
 
・ノンストレステスト　3000円程度
 
・血液検査　5000円程度 

最近話題の3Dや4Dの超音波検査は別に費用がかかります。

出産費用の中でメインになるのがこの入院・出産費用です。

入院・出産費用も病気ではないので健康保険が適用外となります。

この費用はかかる病院でかなり差があります。また、入院の部屋（個室、2人部屋、4人部屋、6人部屋など）によっても大きく異なります。

よって、30〜100万円程度と幅があります。

また、病院の種類によっても入院・出産費用は差があります。

さらに、地域でも金額が違います。特に東京などは高いです。

・公立総合病院 35〜40万円
・公立大学病院 25〜30万円
・私立総合病院 35〜55万円
・私立大学病院 30〜55万円
・個人病院（産院） 30〜100万円 （最近の個人病院は設備や食事がすごい所があります。ただし、費用も高いです。）
・助産院 30〜35万円

さらに、吸引分娩や陣痛促進剤の使用など難産の場合は、
保険診療が適用されますが、10万円程度プラスして費用がかかります。

出産後約1か月経ったら、子宮がんの検査や出産後検診を行ないます。

費用は5,000〜10,000円前後です。

ただし、難産などで治りが悪い場合は、お薬代などもかかります。

もちろん交通費もかかります。

往復600円程度と考えても、14回程度通院すると、10000円程度かかります。

さらに、細かく考えると、この他にも、

入院準備品、マタニティ用品、ベビー用品がかかります。